第 6回 2004年02月13日

 

日本古代の製鉄時期について(田村家範、伊藤公吉、田中忠、高橋久)

 

古代国家の成立や文化の面から鍵となる「鉄関連遺物」に対して、歴博が行った中性子放射化分析データを入手し、当分科会メンバーの明石氏が別途独自に解析した。その結果、歴博とは異なる結論となった。

明石氏の研究に対する議論の余地はまだ多く残されてはいるが、当分科会の結論として①今までのデータを種々の観点から見直すことが重要であること、②最新の分析技術や非破壊試験技術を積極的に適用しこれからもデータを数多く蓄積していくこと、を提案する。