第42回 2010年09月27日 

 

「記紀万葉」を記述したのは白村江亡命百済人達だった(藤井游惟)

 

「記紀万葉」には「上代特殊仮名遣い」が使われているが、聞き取り記述するときに日本人では気の付かない「条件異音」を認識して使い分けていることから、言語的外国人が書いたものと推定した。そしてその外国人とは、「呉音」(実際は「百済音」)を発する人々であることを、発音のビデオを用いて言語学的観点から具体的に証明した。以上から、日本古代史・日本語史の根本史料である「記紀万葉」などを書いたのは、663年の白村江敗戦により大量亡命してきた朝鮮語を話す亡命百済人および少数の中国帰化人であると結論付けた。