第22回 2006年11月22日 

 

三次元計測と三角縁神獣鏡(藤盛紀明、中辻輝紀)

 

講演では、橿考研編「3次元デジタルアーカイブ・古鏡総覧」の概要を紹介した。内容は・デジタルアーカイブの意義・三次元計測システムの原理と精度・計測データを使った研究などである。

講演およびその後の議論では、デジタルアーカイブを希望者がだれでも活用できるようにすべきこと、同型・同范鏡の判断には(木を見て森を見ずのようにならないよう)鏡を作る精度と計測精度のバランスの研究が必要なこと、さらには鏡の外観の研究と鏡の成分の研究とがドッキングした研究がこれからは必要であること、などが指摘・提言された。